『ドクター・ラット』絶版

たいへん残念なお知らせですが、河出書房新社より『ドクター・ラット』が絶版になるとの連絡がありました。

訳者も翻訳中に鬱になりかけた、しかしあまりにも美しい、ウィリアム・コッツウィンクル入魂の超絶問題作です。

残るは流通在庫のみとなりますので、新品で手に入れたいかたは書店へ急ぎましょう。

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『迷宮の天使』

小野田和子さんからのいただきものです。

ダリル・グレゴリイは、第一長篇が出たときから注目していた作家ですが、SFファンから見てわかりやすく売りになる要素が少ないため、企画として成立しにくい面がありました(読めばおもしろいけど、読んでもらうまでがたいへん)。

今回出たのは第4長篇。帯の惹句に編集者の苦労がしのばれます・・・。

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『終わりなき戦火』書評

翻訳ミステリー大賞シンジケートのサイトで、いつものように書評七福神の月間ベストが発表されていたのでのぞいてみたところ、いきなり北上次郎さんがスコルジー新作の紹介を。

「シリーズ全作を読んできているが、覚えているのは第1作の最高に素敵な冒頭部分だけで、あとはまったく覚えていない」

にもかかわらず、この6作目はなんの問題もなく楽しめたという話なんですが、これは誉めているんですよね・・・なんにせよ、ありがたいことです。

スコルジーさんが、前作の内容を忘れている人のために、各巻でていねいな説明を入れるのは事実です。訳者もそれで細部を思い出したり。こういう読者フレンドリーなところが人気の一因でもあるんでしょうか。

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『終わりなき戦火』電子版

スコルジーの新刊、電子版もすでに発売になっています。

上がkindle、下がkobo。


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『終わりなき戦火 老人と宇宙6』

ジョン・スコルジーの〈老人と宇宙(そら)〉シリーズの最新刊、本日発売です。

今回は6作目。前作の『戦いの虚空』からの直接の続編として、ハリー・ウィルスン外交団の活躍が描かれ、いよいよ謎の敵の正体が明かされます。

意外なキャラクターに衝撃的な展開が待っていたりもして、ひとつのサイクルが終わるのだなあという感慨が。

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『時をとめた少女』ほか

山田順子さんからのいただきもの。

まずはなつかしいロバート・F・ヤングの傑作選。
新訳!二篇のうち、一篇を山田さんが担当されています。

続いて、話題のJ・G・バラード短篇全集の第一巻。
こちらも一部担当ですね。それにしても画期的な全集だ。

最後に、これも去年の本ですが、ディズニー映画化決定というゴーストストーリー。
カナダ作家、ジョナサン・オージエの初紹介作品です。

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『天界の眼:切れ者キューゲルの冒険』ほか

中村融さんからは、たくさんいただいています。

まずは〈ジャック・ヴァンス・トレジャリー〉の第二弾。
SFファンは買っておかなければいけません。

続いて、ブラッドベリの自選傑作集。
かつてサンリオ文庫で出ていた本の完全新訳版。
中村さんの選ぶ傑作集と比べてみたいですね。

さらに、こちらは大森望さんとの共訳で、バリントン・ベイリーの短篇傑作選。
すべて単行本初収録。

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『エターナル・フレイム』『アロウズ・オブ・タイム』

山岸真さんと中村融さんの共訳で、イーガンの〈直交〉三部作。いよいよ完結。

「異なる時空で構築された驚天動地の世界」を舞台にしているということで、書くほうもたいへんそうですが、訳すのはもっとたいへんそうです。読み終えた人はみな勇者。

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『汚染訴訟』

たいへんいまさらではありますが、白石朗さんからのいただきもの。

スティーヴン・キングの『ミスター・メルセデス』は、珍しく超常現象が出てこないミステリ。〈このミス〉海外篇第3位。エドガー賞受賞作。

もう一冊、こちらは新潮社からのいただきものですが、ジョン・グリシャムの新作も出ています。タイトル上下巻横断が最近のトレンド? 単体では、ちょっとわかりにくいような気も。

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『勅命臨時大使、就任!』

中原尚哉さんからのいただきものです。

1月に出た〈海軍士官クリス・ロングナイフ〉の七冊目。順調ですね。

もう一冊、これは去年の本ですが、初紹介の作家ヴォーン・ヘプナーの『喪われた巨大戦艦』。自主出版からスタートして、多ジャンルで活躍している作家のようです。

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