スコルジー2018

12月にようやく『ロック・イン』の続編Head Onを書き上げたスコルジーさん。

ブログで今年のまとめと来年の予定を公開しています。

3月に出たThe Collapsing Empireから始まる新しいスペースオペラのシリーズ。その続編は、The Widening Gyreというタイトルで来年10月に刊行される予定でしたが、Head Onの執筆が大幅に遅れたせいで、多少先延ばしになるようです。

なお、このシリーズはもともとは二部作の予定でしたが、(少なくとも)三部作になる模様。一作目がまだプロローグみたいなものだったので、予想どおりともいえます。

スコルジーさんの本が早く読めるように、来年は世界が平和でありますように。

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『シルトの梯子』グレッグ・イーガン

訳者の山岸真さんからのいただきもの。

グレッグ・イーガン待望の新作(といっても原書刊行は2001年)。

突如誕生した新時空が、生存圏を飲みこんでいく。
それは新天地の誕生か? それとも故意の喪失か?

巻末には「いろもの物理学者」さんによる解説付き。
なにしろ物理学自体がちがう世界の話なので、いろいろたいへんです。

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Head On

スコルジーさんが新作Head Onをようやく脱稿したようです。

日本でも2016年に刊行された『ロックイン -統合捜査-』の続編ですね。

1月から執筆を初めて、過去に例がないほど長くかかってしまったのは、トランプ大統領のせいだとか(笑)。本国での刊行予定は2018年4月。日本とはだいぶ感覚がちがいますので、わずか4カ月後の刊行というのはけっこうぎりぎりです。

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『このミステリーがすごい! 2018年版』

ロバーツの『ジャック・グラス伝』が、海外篇のベストでなんと6位に入っています。

ミスマガのベストと文春のベストでそろって17位というぎりぎりの順位だったので、このミスでも11位以下のページをながめて入ってないなあと思ったら・・・いや驚きました。なんだかすごく場違いな感じが。

先日の千葉読書会でも出た話ですが、超光速というトンデモネタを扱っていながら、作者の宣言どおり“フェアな”ミステリになっていたあたりが評価されたんでしょうか。よくわかりませんけど。

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ミステリが読みたい! 2018年版ランキング

まだ現物を確認していないのですが、ミステリマガジン2018年1月号に掲載されたランキングで、アダム・ロバーツの『ジャック・グラス伝 宇宙的殺人者』が第17位になったそうです。

なんとウルフの『書架の探偵』と同点。ありがたいことです。

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『誰がスティーヴィ・クライを造ったのか? 』

訳者の小野田和子さんからのいただきものです。

国書刊行会の〈ドーキー・アーカイヴ〉第四回配本として、なんとマイクル・ビショップの1984年の長編が登場。

悪魔にとり憑かれたタイプライターが彼女の人生を狂わせる……
スティーヴン・キング推薦!?の錯乱必至メタ・ホラー・エンターテインメント!

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『イヴのいないアダム』アルフレッド・ベスター

編訳者の中村融さんからのいただきもの。

かつて河出書房新社から出ていたベスター短篇傑作選『願い星、叶い星』が文庫版で再登場。初訳の二篇が追加されて、いっそうお得に。

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千葉翻訳ミステリー読書会

課題書が『ジャック・グラス伝』ということで、少しでも宣伝になればと出かけてきました。ミステリ系読書会は初参加です。

SF者がミステリ者に取り囲まれるという完全アウェイの状況で、参加するまでは少しビビっていましたが、みなさんたいへん心優しい方々だったので、とても楽しくお話を聞くことができました。もうちょっと叩かれるのを覚悟していたんですが。

ただ、「翻訳者が作品のいちばんの理解者」という幻想を抱いている人がいたとしたら、ちょっとがっかりさせてしまったかも。申し訳ないです。

帰りの横須賀線(乗車時間が長い)で、読書会第二ラウンドみたいになったのも楽しかった。保土ケ谷、戸塚、武蔵小杉と、個人的になじみのある土地にお住まいの方々がたまたま集まっていたので、箱根駅伝の話まで(笑)。

幹事と参加者のみなさまにはほんとうに感謝です。わたしの訳書が課題書になるような奇跡がまたあったら、ぜひ参加させていただきたいと思いました。

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早川書房「海外SFセール」開催!

今日から、早川書房の海外SFの電子書籍を対象にしたセールが始まっています(終了は20日を予定)。

わたしの訳書もほとんどが該当していますが、残念ながら、出たばかりの『ジャック・グラス伝』だけは対象外のようです。

〈老人と宇宙〉シリーズを全作そろえるチャンスですし、もとが単行本の『言語都市』や『ロックイン』は特にお買い得感がありますので、どうぞお見逃しなく。

老人と宇宙 480円)
遠すぎた星 老人と宇宙2 498円)
最後の星戦 老人と宇宙3 480円)
ゾーイの物語 老人と宇宙4 504円)
戦いの虚空 老人と宇宙5 648円)
終わりなき戦火 老人と宇宙6 648円)

アンドロイドの夢の羊 564円)
レッドスーツ 540円)
ロックイン―統合捜査― 864円)

言語都市 900円)
逆行の夏 ジョン・ヴァーリイ傑作選 585円)
宇宙の戦士〔新訳版〕 630円)

レッド・ライジング 540円)
レッド・ライジング2 上 黄金の後継者 445円)
レッド・ライジング2 下 黄金の後継者 445円)

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『虚ろなる十月の夜に』

竹書房さんからのいただきもの。もちろん買っていたのでダブりました。

ゼラズニイ27年ぶりの邦訳。最後の長編です。

切り裂き魔(ジャック)に吸血鬼(ドラキュラ)、名探偵(ホームズ)
いずれ劣らぬ曲者たちが旧き神々(クトゥルー)に対峙する――

十月の終わりの万聖節前夜に、そのゲームは行われる。
《閉じる者》と《開く者》、旧き神々を崇拝する者たちとそれを阻止せんとする者たちの、
世界の変革と保持を巡る戦い──《大いなる儀式》が。

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