『オクトーバー: 物語ロシア革命』チャイナ・ミエヴィル

筑摩書房からミエヴィルの最新長編が早くも登場しています。

ものが(なんと)ロシア革命100周年記念出版のノンフィクションということで、翻訳もどうしてもこの10月に出さなければいけなかったんですね。

実はこの本、某社(H書房ではない)の依頼で去年の暮れに急遽リーディングしていて、企画はとおったんですが、複数の出版社の競合になって残念な結果に。

そのときのレジュメからちょっと引用すると――

「挿入されるこまかなエピソードの数々は、歴史書を読むというより、まるでドキュメンタリー映画を見ているような臨場感にあふれている。いまにも〈プロジェクトX〉のあのナレーションが聞こえてきそうだ」

「歴史ノンフィクションというと、たしかに意表を突かれた気になるが、革命に翻弄されたひとつの都市(ペトログラード)を描くという観点から見れば、実はそれほど意外なことではない」

「来年はロシア革命100周年の年になる。それでも世界には、力ある者に虐げられた民衆があふれている。本書はミエヴィルの革命宣言であると同時に、人間賛歌と言えるのかもしれない」

ああ、翻訳したかった・・・。

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『イルミナエ・ファイル』

訳者の金子浩さんからのいただきものです。

先日のどんぶらこんの会場で、H書房の編集者から「たいへんなものを作ってしまいました」と耳打ちされた本ですね。けっこう重たい『ジャック・グラス伝』と比べてみると、その巨大さがわかります。

しかしこれ、電子版はどうなるんでしょうね。たとえ出たとしても、大型のタブレットでないとまともに読めないのでは。購入予定の方は書籍版を確保しておくほうが安全かも。

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『ジャック・グラス伝:宇宙的殺人者』書評4

大野万紀さんの「内輪」で、とりあげていただきました。

ほかに、「小説推理11月号」で森下一仁さんにも紹介していただいたようなんですが(SF大会での宣伝が役に立った?)、近所の本屋では現物を発見できず。三省堂にすらないのはなぜ。

「ミステリマガジン11月号」(幻想と怪奇特集!)にも、大森望さんの書評が1ページどーんと。大森さんを驚かせることができたら本望ですね・・・。本の雑誌の次号でも紹介していただいているようで、楽しみです。

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狛江の書店で

ぶらりと立ち寄ったら、スコルジーの『レッドスーツ』が平積みで、手書きPOPが!

ちゃんと「赤シャツ」と書いてあるので、あの店にはトレッキーがひそんでいるようです・・・

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『ネクサス』ラメズ・ナム

訳者の中原尚哉さんからのいただきもの。

これもアングリー・ロボット社から出た本ですね。
刊行当時にちょっとだけ読んでました。
三部作の第一部で、すでに映画化進行中とか。

若き天才科学者が生み出した
ナノマシン・ドラッグ〈ネクサス〉を
めぐり展開するSFスリラー!

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『ジャック・グラス伝:宇宙的殺人者』書評3

〈翻訳ミステリー大賞シンジケート〉のサイトで、書評七福神の八月度ベストが発表され、千街晶之さんが『ジャック・グラス伝』を選んでくださいました。ありがたいことです。

SFとしての世界観がミステリとしてのひねくれた謎解きと強固に結びついた、遊び心満点の快作だ

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『死の舞踏: 恐怖についての10章』

安野玲さんの訳書です。

スティーヴン・キングがホラーについて語り尽くした、ファン必携のエッセイ。最初に邦訳が出たのが1993年。それから出版社と判型を変えながら、これで三度目か四度目のお目見え。

今回はキング自身の新たな前書きを収録し、各種データも最新版にアップデートした決定版。もはやホラー界のバイブルですね。

そういえば、『ジャック・グラス伝』にも〈レッド・ラム2020〉という宇宙船が出てきましたが、もちろんこのレッド・ラムはRed Rum。逆に読むとmurderというやつです。

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『猫SF傑作選 猫は宇宙で丸くなる』

中村融さんからのいただきものです。

中身についてはもちろん、パッケージもすばらしいですね。
文庫本にしておくのがもったいないくらい。

最大の売りは、ずっと入手困難だったフリッツ・ライバー「影の船」が収録されていることでしょうか。なにはともあれ買っておくべき。

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『ジャック・グラス伝:宇宙的殺人者』書評2

WEB本の雑誌【今週はこれを読め! SF編】で、牧眞司さんが紹介してくださいました。

「ジャック・グラスっていったいどんな人間なのか」と書かれていますが、わたしもラスト近くのびっくりな展開で、さっぱりわからなくなりました。

そのへんをはっきりさせるためにも続編が必要だと思うんですが、どうも作者にはそういう気はないようです。まあイギリス作家だと思うしか。

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The Real-town Murders

アダム・ロバーツの最新刊が発売になっています。

『ジャック・グラス伝』のあとがきで書いた、「ヒッチコックが〈北北西に進路を取れ〉で映像化したかったけれど断念した場面」にインスパイアされたという作品。

どういう場面かというと、「製造ラインから出てきたばかりの自動車のドアをあけたら死体がころがり出てくる」というショッキングな展開。ヒッチコックも脚本家もこの場面をうまく映画に組み込むことができず、断念したとか。

いまはこういうのもネットで調べがつくのがありがたいところです。

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