千葉翻訳ミステリー読書会

課題書が『ジャック・グラス伝』ということで、少しでも宣伝になればと出かけてきました。ミステリ系読書会は初参加です。

SF者がミステリ者に取り囲まれるという完全アウェイの状況で、参加するまでは少しビビっていましたが、みなさんたいへん心優しい方々だったので、とても楽しくお話を聞くことができました。もうちょっと叩かれるのを覚悟していたんですが。

ただ、「翻訳者が作品のいちばんの理解者」という幻想を抱いている人がいたとしたら、ちょっとがっかりさせてしまったかも。申し訳ないです。

帰りの横須賀線(乗車時間が長い)で、読書会第二ラウンドみたいになったのも楽しかった。保土ケ谷、戸塚、武蔵小杉と、個人的になじみのある土地にお住まいの方々がたまたま集まっていたので、箱根駅伝の話まで(笑)。

幹事と参加者のみなさまにはほんとうに感謝です。わたしの訳書が課題書になるような奇跡がまたあったら、ぜひ参加させていただきたいと思いました。

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早川書房「海外SFセール」開催!

今日から、早川書房の海外SFの電子書籍を対象にしたセールが始まっています(終了は20日を予定)。

わたしの訳書もほとんどが該当していますが、残念ながら、出たばかりの『ジャック・グラス伝』だけは対象外のようです。

〈老人と宇宙〉シリーズを全作そろえるチャンスですし、もとが単行本の『言語都市』や『ロックイン』は特にお買い得感がありますので、どうぞお見逃しなく。

老人と宇宙 480円)
遠すぎた星 老人と宇宙2 498円)
最後の星戦 老人と宇宙3 480円)
ゾーイの物語 老人と宇宙4 504円)
戦いの虚空 老人と宇宙5 648円)
終わりなき戦火 老人と宇宙6 648円)

アンドロイドの夢の羊 564円)
レッドスーツ 540円)
ロックイン―統合捜査― 864円)

言語都市 900円)
逆行の夏 ジョン・ヴァーリイ傑作選 585円)
宇宙の戦士〔新訳版〕 630円)

レッド・ライジング 540円)
レッド・ライジング2 上 黄金の後継者 445円)
レッド・ライジング2 下 黄金の後継者 445円)

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『虚ろなる十月の夜に』

竹書房さんからのいただきもの。もちろん買っていたのでダブりました。

ゼラズニイ27年ぶりの邦訳。最後の長編です。

切り裂き魔(ジャック)に吸血鬼(ドラキュラ)、名探偵(ホームズ)
いずれ劣らぬ曲者たちが旧き神々(クトゥルー)に対峙する――

十月の終わりの万聖節前夜に、そのゲームは行われる。
《閉じる者》と《開く者》、旧き神々を崇拝する者たちとそれを阻止せんとする者たちの、
世界の変革と保持を巡る戦い──《大いなる儀式》が。

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『ジャック・グラス伝』読書会

まえのエントリを書いていて思い出しましたが、翻訳ミステリ大賞シンジケートのサイトで紹介されていた第15回千葉読書会では、なんとこの『ジャック・グラス伝』が取りあげられるそうです。

どんぶらこん〉で水鏡子さんもおっしゃっていたんですが、ミステリ作家の書いたSFは広く読者を集めても、SF作家の書いたミステリはあまり売れない。SFファンは抵抗なくミステリも読むんですが、ふつうのミステリファンはSFというだけで敬遠する傾向があるようです。

というわけで(しかも本が高いし)、せっかくの読書会も参加者が集まるのかと心配になってしまいますね。いっそ偽名で潜入したいところ。

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『ジャック・グラス伝:宇宙的殺人者』書評5

SFマガジン12月号(特集はSF映画総解説PART2)で、冬木糸一さんが一ページ使って紹介してくださっています。大絶賛ですね。

この「一抹の切なさを抱えつつも物語は幕を閉じる」の“切なさ”の部分が問題で、やはりアメリカ作家でも日本作家でもないなあとしみじみ思います。小説推理11月号で森下一仁さんが「鬼の目にも涙」と書いておられる部分ですね。〈カリオストロの城〉なんて言った人もどこかにいましたが、ルパンはどっち。

本書を端緒として著者作品の翻訳が続くことを願う」というのは翻訳者もまったく同感ですが、いちばん読みやすい作品でこれなので・・・。本書の刊行当時、作者ロバーツは妻から「今度の作品はとても読みやすくていいわ!」と言われて、「読みやすい本を求める人はそもそもぼくの本を読まないよ」とこたえたとか。

あれこれ感想を見ていると、ダイアナさんのキャラに関しても好き嫌いが分かれているようですが、ダ・ヴィンチ11月号では、池澤春菜さんが「アニメ化の際はダイアナ役はぜひわたくしめに!!」とのこと。まあ、世の中なにが起こるかわかりません。

本の雑誌11月号(水鏡子さんの書庫が!)にも大森望さんによる絶賛書評が。しかし「殊能将之や法月綸太郎を愛する本格好きのSFファン」て、日本中探しても数十人なのでは・・・。

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『ファインダーズ・キーパーズ』キングほか

翻訳者の白石朗さんからのいただきものです。

まずはスティーヴン・キングの新作ミステリ第二弾。

前作でも思ったことですが、このタイトル半分ずつというのはどうなんでしょう。どうも一冊ずつ手に取ったときに間の抜けた感じが。書店で平積み前提だからいいのか。

続いて、なんとパトリシア・ハイスミスの第一長篇の新訳が河出文庫から。

こちらはたいへん粋な表紙です。

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『オクトーバー: 物語ロシア革命』チャイナ・ミエヴィル

筑摩書房からミエヴィルの最新長編が早くも登場しています。

ものが(なんと)ロシア革命100周年記念出版のノンフィクションということで、翻訳もどうしてもこの10月に出さなければいけなかったんですね。

実はこの本、某社(H書房ではない)の依頼で去年の暮れに急遽リーディングしていて、企画はとおったんですが、複数の出版社の競合になって残念な結果に。

そのときのレジュメからちょっと引用すると――

「挿入されるこまかなエピソードの数々は、歴史書を読むというより、まるでドキュメンタリー映画を見ているような臨場感にあふれている。いまにも〈プロジェクトX〉のあのナレーションが聞こえてきそうだ」

「歴史ノンフィクションというと、たしかに意表を突かれた気になるが、革命に翻弄されたひとつの都市(ペトログラード)を描くという観点から見れば、実はそれほど意外なことではない」

「来年はロシア革命100周年の年になる。それでも世界には、力ある者に虐げられた民衆があふれている。本書はミエヴィルの革命宣言であると同時に、人間賛歌と言えるのかもしれない」

まあ、そういうこともあると。

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『イルミナエ・ファイル』

訳者の金子浩さんからのいただきものです。

先日のどんぶらこんの会場で、H書房の編集者から「たいへんなものを作ってしまいました」と耳打ちされた本ですね。けっこう重たい『ジャック・グラス伝』と比べてみると、その巨大さがわかります。

しかしこれ、電子版はどうなるんでしょうね。たとえ出たとしても、大型のタブレットでないとまともに読めないのでは。購入予定の方は書籍版を確保しておくほうが安全かも。

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『ジャック・グラス伝:宇宙的殺人者』書評4

大野万紀さんの「内輪」で、とりあげていただきました。

ほかに、「小説推理11月号」で森下一仁さんにも紹介していただいたようなんですが(SF大会での宣伝が役に立った?)、近所の本屋では現物を発見できず。三省堂にすらないのはなぜ。

「ミステリマガジン11月号」(幻想と怪奇特集!)にも、大森望さんの書評が1ページどーんと。大森さんを驚かせることができたら本望ですね・・・。本の雑誌の次号でも紹介していただいているようで、楽しみです。

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狛江の書店で

ぶらりと立ち寄ったら、スコルジーの『レッドスーツ』が平積みで、手書きPOPが!

ちゃんと「赤シャツ」と書いてあるので、あの店にはトレッキーがひそんでいるようです・・・

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