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『ニュートンズ・ウェイク』

Newton 期待の新鋭ケン・マクラウドの、2004年の長編(amazon)。翌年のヒューゴー賞候補になった作品です。表紙もかっこいいですね。

「最高速で突っ走る21世紀型最新鋭スペースオペラ」

――と、堺三保氏が解説で激賞しているとおり、いわゆる新世代の大宇宙冒険小説というやつです。ストロスやレナルズが気に入った方はぜひどうぞ。未訳のおもしろそうな作品がまだまだありますので、今後の紹介にも期待したいところです。

なお、先日発表されたばかりのヒューゴー賞でも、Learning the Worldが連続して長編部門の候補になっていましたが、やはり受賞はのがしたようです。大ブレイクまであと一歩、でしょうか。

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ヒューゴー賞

開催中のワールドコンで発表されました。受賞作はLOCUSのサイトで。

長編部門は意外な結果に。さて、どこが版権をとるのでしょう? ソウヤー、レズニックは受賞ならず。『Old Man's War』のJohn Scalziは新人賞。

ちなみに、この新人賞はJohn W. Campbell Award for Best New Writerというやつで、ヒューゴー賞とは関係がありません。Scalziのブログに記念盾の写真があります。はじめて見たような気が。

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ROLLBACK

現在発売中のAnalog誌10月号で、ロバート・J・ソウヤーの新作長編ROLLBACKの連載がはじまりました(全4回)。fictionwiseでも購入可能です。

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『シャルビューク夫人の肖像』

Charbuque ジェフリー・フォードの邦訳二冊目となる長編(amazon)。

「19世紀末のニューヨーク。至高の肖像画を追い求めたある画家と依頼主の数奇な物語」

パッケージがとてもいいですね。これも世界幻想文学大賞の候補になった作品ですが、すくなくともファンタジイではないような……。もっとも、ジャンルを説明すること自体がネタバレになるおそれがあるので、多くは語りますまい。

なにより、「姿を見ずに肖像画を描く」というアイディアが秀逸です。

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世界幻想文学大賞

今年度の候補作が発表されました。

長編部門に村上春樹の『海辺のカフカ』がはいっているのにはびっくり。積ん読のままだったんですが、こうなると読まないとなあ。

あとは、スティーヴン・キングの息子、ジョー・ヒルが、ノヴェラ、ショートストーリー、短篇集の三部門で候補にあがっているのが目を引きます。

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『小林宏明のGUN講座2―ミステリーから学ぶ銃のメカニズム』

Gun2 待望の第二弾が登場(amazon)。

翻訳物の銃の描写は、作者がいいかげんなことを書いている場合がままあるので、翻訳者としても基本的な知識だけは身につけておく必要があります。

そういう意味で、「欧米のエンターテインメント小説に出てくる銃器描写を読み解くために必要な知識を再勉強する」というコンセプトで執筆された本書は、必読といえましょう。

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『メモリー』

大人気〈ヴォルコシガン・シリーズ〉の新作がやっと出ました(上巻下巻)。ファンは首を長くして待っていたことでしょう。「シリーズ最大の転回点!」ということで、マイルズの身にはさまざまな災難がふりかかるようです。

しかしこれ、原書が刊行されてからもう十年たつんですねえ。時の流れの速さをひしひしと実感……

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