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ネビュラ賞最終候補作

SFWAのサイトで発表されました。

きのう紹介した『ガラスのなかの少女』も長編部門で候補になっています。
あと、なぜか脚本部門に〈ハウルの動く城〉が。

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『ガラスのなかの少女』

415176801701_ss500_sclzzzzzzz_v44953390_ 『シャルビューク夫人の肖像』(「このミス」15位)でミステリ方面からも高い評価を受けたジェフリー・フォード。1月に『記憶の書』が出たと思ったら、こんどはハヤカワミステリ文庫から新作が登場しました(amazon)。訳者の田中一江さんからのいただきものです。

「子どもが消える消える。霊媒師は辿りつく。知ってはいけない真実に」

題名やパッケージの雰囲気からするとシャルビューク系統かとも思いますが、じつはユーモアもの? アメリカ探偵作家クラブ賞、最優秀ペイパーバック賞受賞作。

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出足好調?

訳書の売れ行きを見るために、ジュンク堂の在庫数を毎日ながめているんですが、『老人と宇宙』のすべりだしはなかなか好調です。やっぱりタイトルと表紙のおかげでしょうか。

22日に13冊だったのが、翌日には8冊、その翌日には5冊と順調に減り、きょうはとうとう残り1冊に。これは朝の時点の在庫でしょうから、じき在庫切れになりますね。せっかくの日曜日だというのにもったいない。補充してくださーい。

あまりあてにならないamazonの順位は3桁と4桁のあいだをうろうろ。ちなみに、近所の本屋には一冊しか入荷していませんでした……

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SF作家の稼ぎ

『老人と宇宙』の作者、ジョン・スコルジーが、昨年度のSF作家としての稼ぎについてブログで公表しています。これだけくわしい内訳を知る機会はまずないので、なかなか興味深いものがありました。

簡単にまとめると、印税が$15,000、外国語に翻訳されたぶんの収入が$20,000、これから出る作品のアドバンスが$30,000、その他雑誌短篇などの収入が$2,000で、合計が$67,000。駆け出しのSF作家としてはなかなかのものです。

『老人と宇宙』とその続編の売れ行きがよかったせいで、Torと新たに契約した三冊の長編のアドバンスは一冊あたり$25,000にあがったとのこと。ただ、現在は、べつに契約したThe Android's Dreamの続編にとりかかっているようです。こうやってどんどん先の本の契約を結んでしまうというのは、ありがたい反面、プレッシャーにもなるんでしょうね。

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『老人と宇宙(そら)』発売

amazonbk1でも購入できるようになりました。
内容については右側の最新の訳書からどうぞ。

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見本到着

Photo というわけで、22日発売の『老人と宇宙(そら)』の見本が届きました。これでまちがいなく予定どおりに刊行されるでしょう。amazonやbk1ではまだ登録されていませんので、とりあえず早川書房の書籍情報をどうぞ。SF文庫1600番記念作品です(笑)。プロフィールのほうの紹介ページはこちら。ついでに著作リストもあります。

表紙のイラストは前嶋重機さん。スーツの質感がいい感じです。なお、女性のほうの胸の位置が低いという指摘があるようですが、肘をついた姿勢と肩パッドのせいでそんな印象があるんだと思います。鎖骨がどこにあるかを考えれば、べつに違和感はないかと。なんで顔が緑色なんだと思った方は、本を買って理由をたしかめてください。

作者のサイトはこちら。写真のかわいい女の子は娘さんのアシーナです。

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『チャリオンの影』

448858702x01_ss500_sclzzzzzzz_v45301126_ビジョルドが2001年に発表したファンタジー長編。〈五神教シリーズ〉の開幕篇にあたります(amazon 上巻 下巻)。

「陰謀渦巻く宮廷。国守の若き妹に仕える騎士カザリルの運命は?」

ストーリーテラーとしての実力はだれもが認める作者ですから、アイディアよりも物語の力で押すファンタジー作品では、ますます筆が冴えわたります。このあとに、ヒューゴー、ネビュラ、ローカスの三賞を総なめにした続編『Paladin of Souls』がひかえていますので、マイルズものじゃないといって敬遠すると悔やむことになるかもしれません。

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『孤影』

Upright これまた見逃されがちですが、ヴィレッジブックスからマイケル・マーシャル(・スミス)の新作が出ています(amazon)。『死影』の続編。

「スティーヴン・キングが戦慄した奇想スリラー最新刊!!」

なんだかんだいって、長編はきっちり訳されていますし、短篇集まで一冊出ています。邦訳に関しては恵まれた作家といえるかも。これは三部作の二作目にあたるようなので、つづきをちゃんと出してもらうためにも、なるべく本屋さんで購入しましょう。

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『老人と宇宙』

今月の22日に出るSFの訳書です。「宇宙」と書いて「そら」と読みます。

どたんばで作者の名前がジョン・スカルジーからスコルジーに変わりました。書店などのデータではまだスカルジーのところが多いのでご注意を。「本の雑誌」の山岸さんのコラムでもたぶんスカルジーになっていると思いますが、これも連絡がまにあわなかったせいです。ごめんなさい。

あと、きょうになって草上仁さんにまったく同じ題名の中篇があることに気づきました。しかも読み方まで同じ……。SFマガジンの1992年1月号と2月号に前後篇で掲載された作品です。調査不足で、結果的にパクったかたちになってしまいました。こちらもごめんなさい。

というわけで、あやまってばかりですが、どうぞよろしく。

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