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『アンランダン』週刊文春

ただいま発売中の週刊文春(9月16日号)の〈文春図書館〉。
ミエヴィルの『アンランダン』が「今週の必読」としてトップに取りあげられています。
評者は作家の遠藤徹さん。

「ミエヴィルの作品もまた、ファンタジーを装いながら、それを内側から崩すことを試みていると感じたから……そして、その定石からの外れ方が、読者にとっては驚きともなり、快楽ともなる」

「それから、超現実的な言語の使い方。なんと、この物語では、言葉そのものが物質性、いや生命をすら獲得するのだから……たとえば音像子(おんぞうし)という言葉がどうにも気になるというあなたなら、その正体を知るためだけにでも読む価値は十分にある」

いろいろな読み方のできる本ではありますが、翻訳者としてまさにそこを読んでよ、というところをあまりにも的確に絶賛されているので、感動すらおぼえます。翻訳やっていてよかった。


アンランダン 上 ザナと傘飛び男の大冒険
「アンランダン 上 ザナと傘飛び男の大冒険」
 著者:チャイナ・ミエヴィル
 出版:河出書房新社
 発売日:2010-08-17
アンランダン 下 ディーバとさかさま銃の大逆襲
「アンランダン 下 ディーバとさかさま銃の大逆襲」
 著者:チャイナ・ミエヴィル
 出版:河出書房新社
 発売日:2010-08-17

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