« 『私は世界の破壊者となった』書評 | トップページ | 星雲賞の副賞 »

2010年 第44回星雲賞

広島でひらかれた日本SF大会〈こいこん〉の席上で、今年の星雲賞が発表になり、ジョン・スコルジーの『アンドロイドの夢の羊』が海外長篇部門の受賞作となりました。読者のみなさんの御支持に感謝します。

作者のスコルジーさんの反応はこちら

はじめて作者からこの作品の内容紹介があったとき、第一章がまるごと”おなら”のギャグで進むと聞いて、日本での紹介はむりかなと思っていたんですが、実際には、ちょっとなつかしささえおぼえる正統派の冒険SFに仕上がっていました。

続篇については、「書きかけたけれど、うまくいかなかったので中断」という段階で止まったままですが、よごれ仕事を押しつけられる主人公ハリー・クリークというキャラは、〈老人と宇宙〉シリーズに登場するハリー・ウィルスンに統合吸収されたと考えていいと思います。最新作The Human Divisionでは、そちらのハリーが大活躍しますので、どうぞお楽しみに。

なお、コミック部門ではホーガン原作、星野之宣著の『星を継ぐもの』が受賞しました。星野さんは北海道在住とのことで、真夏の広島に足を踏み入れる気力はなかったようです。

|

« 『私は世界の破壊者となった』書評 | トップページ | 星雲賞の副賞 »