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『ジャック・グラス伝:宇宙的殺人者』書評5

SFマガジン12月号(特集はSF映画総解説PART2)で、冬木糸一さんが一ページ使って紹介してくださっています。大絶賛ですね。

この「一抹の切なさを抱えつつも物語は幕を閉じる」の“切なさ”の部分が問題で、やはりアメリカ作家でも日本作家でもないなあとしみじみ思います。小説推理11月号で森下一仁さんが「鬼の目にも涙」と書いておられる部分ですね。〈カリオストロの城〉なんて言った人もどこかにいましたが、ルパンはどっち。

本書を端緒として著者作品の翻訳が続くことを願う」というのは翻訳者もまったく同感ですが、いちばん読みやすい作品でこれなので・・・。本書の刊行当時、作者ロバーツは妻から「今度の作品はとても読みやすくていいわ!」と言われて、「読みやすい本を求める人はそもそもぼくの本を読まないよ」とこたえたとか。

あれこれ感想を見ていると、ダイアナさんのキャラに関しても好き嫌いが分かれているようですが、ダ・ヴィンチ11月号では、池澤春菜さんが「アニメ化の際はダイアナ役はぜひわたくしめに!!」とのこと。まあ、世の中なにが起こるかわかりません。

本の雑誌11月号(水鏡子さんの書庫が!)にも大森望さんによる絶賛書評が。しかし「殊能将之や法月綸太郎を愛する本格好きのSFファン」て、日本中探しても数十人なのでは・・・。

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