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『ジャック・グラス伝』読書会

まえのエントリを書いていて思い出しましたが、翻訳ミステリ大賞シンジケートのサイトで紹介されていた第15回千葉読書会では、なんとこの『ジャック・グラス伝』が取りあげられるそうです。

どんぶらこん〉で水鏡子さんもおっしゃっていたんですが、ミステリ作家の書いたSFは広く読者を集めても、SF作家の書いたミステリはあまり売れない。SFファンは抵抗なくミステリも読むんですが、ふつうのミステリファンはSFというだけで敬遠する傾向があるようです。

というわけで(しかも本が高いし)、せっかくの読書会も参加者が集まるのかと心配になってしまいますね。いっそ偽名で潜入したいところ。

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『ジャック・グラス伝:宇宙的殺人者』書評5

SFマガジン12月号(特集はSF映画総解説PART2)で、冬木糸一さんが一ページ使って紹介してくださっています。大絶賛ですね。

この「一抹の切なさを抱えつつも物語は幕を閉じる」の“切なさ”の部分が問題で、やはりアメリカ作家でも日本作家でもないなあとしみじみ思います。小説推理11月号で森下一仁さんが「鬼の目にも涙」と書いておられる部分ですね。〈カリオストロの城〉なんて言った人もどこかにいましたが、ルパンはどっち。

本書を端緒として著者作品の翻訳が続くことを願う」というのは翻訳者もまったく同感ですが、いちばん読みやすい作品でこれなので・・・。本書の刊行当時、作者ロバーツは妻から「今度の作品はとても読みやすくていいわ!」と言われて、「読みやすい本を求める人はそもそもぼくの本を読まないよ」とこたえたとか。

あれこれ感想を見ていると、ダイアナさんのキャラに関しても好き嫌いが分かれているようですが、ダ・ヴィンチ11月号では、池澤春菜さんが「アニメ化の際はダイアナ役はぜひわたくしめに!!」とのこと。まあ、世の中なにが起こるかわかりません。

本の雑誌11月号(水鏡子さんの書庫が!)にも大森望さんによる絶賛書評が。しかし「殊能将之や法月綸太郎を愛する本格好きのSFファン」て、日本中探しても数十人なのでは・・・。

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『ファインダーズ・キーパーズ』キングほか

翻訳者の白石朗さんからのいただきものです。

まずはスティーヴン・キングの新作ミステリ第二弾。

前作でも思ったことですが、このタイトル半分ずつというのはどうなんでしょう。どうも一冊ずつ手に取ったときに間の抜けた感じが。書店で平積み前提だからいいのか。

続いて、なんとパトリシア・ハイスミスの第一長篇の新訳が河出文庫から。

こちらはたいへん粋な表紙です。

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『オクトーバー: 物語ロシア革命』チャイナ・ミエヴィル

筑摩書房からミエヴィルの最新長編が早くも登場しています。

ものが(なんと)ロシア革命100周年記念出版のノンフィクションということで、翻訳もどうしてもこの10月に出さなければいけなかったんですね。

実はこの本、某社(H書房ではない)の依頼で去年の暮れに急遽リーディングしていて、企画はとおったんですが、複数の出版社の競合になって残念な結果に。

そのときのレジュメからちょっと引用すると――

「挿入されるこまかなエピソードの数々は、歴史書を読むというより、まるでドキュメンタリー映画を見ているような臨場感にあふれている。いまにも〈プロジェクトX〉のあのナレーションが聞こえてきそうだ」

「歴史ノンフィクションというと、たしかに意表を突かれた気になるが、革命に翻弄されたひとつの都市(ペトログラード)を描くという観点から見れば、実はそれほど意外なことではない」

「来年はロシア革命100周年の年になる。それでも世界には、力ある者に虐げられた民衆があふれている。本書はミエヴィルの革命宣言であると同時に、人間賛歌と言えるのかもしれない」

まあ、そういうこともあると。

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『イルミナエ・ファイル』

訳者の金子浩さんからのいただきものです。

先日のどんぶらこんの会場で、H書房の編集者から「たいへんなものを作ってしまいました」と耳打ちされた本ですね。けっこう重たい『ジャック・グラス伝』と比べてみると、その巨大さがわかります。

しかしこれ、電子版はどうなるんでしょうね。たとえ出たとしても、大型のタブレットでないとまともに読めないのでは。購入予定の方は書籍版を確保しておくほうが安全かも。

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『ジャック・グラス伝:宇宙的殺人者』書評4

大野万紀さんの「内輪」で、とりあげていただきました。

ほかに、「小説推理11月号」で森下一仁さんにも紹介していただいたようなんですが(SF大会での宣伝が役に立った?)、近所の本屋では現物を発見できず。三省堂にすらないのはなぜ。

「ミステリマガジン11月号」(幻想と怪奇特集!)にも、大森望さんの書評が1ページどーんと。大森さんを驚かせることができたら本望ですね・・・。本の雑誌の次号でも紹介していただいているようで、楽しみです。

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狛江の書店で

ぶらりと立ち寄ったら、スコルジーの『レッドスーツ』が平積みで、手書きPOPが!

ちゃんと「赤シャツ」と書いてあるので、あの店にはトレッキーがひそんでいるようです・・・

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